千葉大学法政経学部同窓会

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国立大学法人 千葉大学

会長挨拶

新制の国立大学として出発した千葉大学は一昨年、創立70周年を迎えました。旧制の高等教育機関を前身として100年、150年の歴史を持つ学部がある一方で、文理、人文、法経を経て2014年にいまの形になった本学部の歴史は、法経学部を始点としても40年にすぎません。長い歴史のなかで経験や人脈が広がっている組織に比べると、学部や同窓会の所属意識も希薄になりがちです。有数の総合大学に成長した本大学は2002年、「大学と同窓生との情報交換や連携協力を緊密にすることで、同窓会、ひいては大学の発展に貢献する」として、あまり交流のなかった各学部同窓会をまとめて全学の校友会を発足させました。国立大学の独立行政法人化を背景に、校友会や同窓会に求められる役割の一端がよりはっきりしたといえるでしょう。

このたび同窓会長を引き継ぐことになりました。金原恭子理事、佐藤栄作学部長のご尽力で、すでに多様な人材が新しい理事として動き始めているのは心強い限りです。「多様性」は、さまざまな課題に向き合う力になります。コロナウイルスばかりでなく、いまや地球上のあらゆる危機は瞬く間に国境を越え、その解決には分野を俯瞰する広い視野、多様な経験や視点、柔軟な思考が必要になります。まさにそうしたグローバル人材の育成を指向する大学とともに、同窓会として多様な交流の場をつくっていければ、と思っています。

1982年に当時の人文学部(法経学科)を卒業し、朝日新聞社に入社。鳥取、京都、広島、大阪、東京と転勤を重ねながら、主には社会部記者として事件や平和問題などを担当してきました。メディア環境が激変するなかで、社長就任後は「ともに考え ともにつくる」を新たな企業理念として掲げ、ジャーナリズムの担い手であることと同時に、社会課題の解決をともに考える「ソリューションジャーナリズム」を目指しました。それは、本大学の目標といくつもの点で重なっています。経験を糧に、微力ではありますが、同窓会コミュニティーの充実や母校の発展に貢献したいと、思いを新たにしています。

渡辺 雅隆
渡辺 雅隆
法政経学部同窓会長

略歴

1959年   千葉県生まれ
1982年 3月 千葉大学人文学部卒業
1982年 4月 朝日新聞社入社
鳥取、京都・宇治、広島支局を経て
1989年 9月 大阪本社社会部員
1998年 4月 京都支局次長
東京本社広報室幹事、大阪本社社会部次長などを経て
2004年 9月 大阪本社生活文化部長
2006年 9月 大阪本社社会部長
2010年 6月 大阪本社編集局長
2012年 4月 管理本部長
2013年 6月 取締役(管理・労務担当)
2014年 12月 代表取締役社長
2021年 6月 相談役

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